変形性膝関節症の痛みの症状進行レベルを詳細

変形性膝関節症の症状や進行を4段階のレベルで解説

 

中高年の膝の痛みが起こる症状の中で、最も多いのが変形性膝関節症です。

この症状は膝の関節に過度な負担をがかけられた為に、関節軟膏が少しづつすり減って、骨や関節が変形する病気です。

膝の骨や関節が変形することから付けられたそうで、初めは関節軟膏の小さな傷から始まり、年月をかけて進行していきます。
変形性関節症の進行は4段階に分かれています。
手当が遅くなれば回復も遅くなるので、今の膝の痛みが何段階目なのか判断して適切な治療を行いましょう

 

変形性膝関節症の前期

 

関節の軟膏は粘りと弾力があることで、外力を分散して、吸収する能力に優れています。
その為に、膝に大きな負担を与えないようにしているのです。
しかし、大きな外力が繰り返されることによって、軟骨はその負担に耐え切れなくり、軟骨の表面に小さな傷や劣化が起こることを軟骨変性といいます。軟膏変性が進むことで、軟骨の粘り弾力は少しづつ失われていきます。
この段階が変形性膝関関節症の前期に当たります。

 

 

■症状
痛みの特徴を膝に体重をかけたときに、歩くとき、正座するとき、立ち上がるとき、階段の上り下りなどに痛みを感じます。

 

正座する時の膝の痛みについて詳しい記事

 

 

痛みがすぐに治まることが多いので、疲れや疲労現象と考えてしまうことが多い。

 

前期の場合はレントゲンを撮っても特徴的な変化がみられないので、診断が難しくなります。
初期が進行する前にハッキリと先生に痛みの場所を指示するようにしましょう。

 

変形性膝関節症の初期

前期が進み初期に入ると、関節にさらに外力がかかることで、関節内部の骨組みが壊れていくことで、関節軟骨がすり減ってきます。
 
軟骨変性が進み、軟骨の粘り、弾力が失われていくことで、荷重を軟骨下骨にうまく配分できなくなっていき、軟骨下骨の一か所に荷重が集中してしまうことで、軟骨下骨は厚く、硬くなってきます。これを骨硬化といいます。

 

そして、軟骨下骨の周辺部は一か所に荷重の負担を軽減しようとし、軟骨下骨や皮脂骨を増やそうとして骨棘や骨堤をつくります。

 

 

■症状
走ったとき、運動をした時などに痛みを感じるようになり、日常の生活のなかでも痛みを感じやすくなります。
また、関節水症によるひざの腫れが起こり、膝に水がたまりやすくなります
初期に入ると、大腿骨と脛骨の間の隙間が狭くなってきているので、レントゲンでも確認できます。

 

 

変形性膝関節症の中期

中期にはいると、関節の軟骨のすり減りは進行して、典型的な変形性膝関節炎の状態になっています。
その人の荷重のかけかたで、骨や関節が変形していることも多く、骨が変形することで、膝が伸びないようになったり、膝がまがることで、0脚変形になったりします。また膝に水が溜まることもあります。

 

■症状
日常生活に支障がでてきて、関節の変形は目立ってきます。
慢性的に膝に水が溜まっている場合も多い。

 

 

変形性膝関節症の末期

末期に入ると、関節軟骨は完全にすり減っています。軟骨下骨は更に硬くなり、摩擦によってその表面は磨いたようになってしまいます。象牙質化といいます。
ここまでくれば本来の膝の形とはまったく違うように見え、本来の膝の動きもできなくなってしまうます。

 

■症状
末期まで進行してしまうと、杖や手すりがないと歩けない状態です。

 

 

まとめ

変形性膝関節症は、軟骨がすり減って起こります。その為にほっとおいても治りませんし、進行していきます。

 

初期の段階では気づく人は少ないので、膝の違和感、痛みが現れたら、診察してもらいましょう。
中期になれば、膝の痛みも強くなってきます。末期にならぬようにケアが必要です。

 

 

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